選択理論心理学
選択理論心理学はアメリカの精神科医ウィリアム・グラッサー博士が提唱した理論で、人間の行動を脳の働きで説明しています。また、自分の行動は自分の選択であると自覚して生活することで、より幸せになれると説明しています。私たちは誰でも「基本的欲求」を持っています。これは生まれながらにして誰でも持っている欲求で、DNAのに記憶されているようなものと考えられます。
「基本的欲求」は「生存、愛・所属、力、自由、楽しみ」の5つに分類されています。この「基本的欲求」を満たそうとして私たちは何かしたいと動機づけられます。
この動機づけは自分の内側からおこるもので、外側からではありません。
例えば「電話がなったから受話器をとる」のではなく、「電話がなって私が受話器を取りたいと思ったのでとる」ということです。
例えば「先生に宿題をやれと言われたからやる」のではなく、「先生は宿題をやれと言い、私は明日怒られたくないので宿題をやる」ということです。
以上のことをふまえ、自分の行動はすべて自分の選択であるという考え方を理論としてまとめたものが選択理論心理学です。