支援する心構え
ステップでは「選択理論的な関わり」を持つような支援をしています。選択理論的な関わりとは、たとえば以下の「人間関係を破壊する7つの習慣」を使わずに、「人間関係をよくする7つの習慣」を使って利用者と関わりを持つということです。
また、ステップでは支援者→利用者という一方通行の関係ではなく、支援者⇔利用者という同じ目線に立つ関係を強く心がけています。
私たち人間は、誰でも一方通行の関係を押し付けてしまう傾向があります。これは仕方のないことです。なぜなら人間は誰でも「自分の思い通りになってほしい」という自分だけの理想像を持っているからです。
しかし自分だけの理想像を押し付けてしまうような一方通行の関係は必ずしも「いい関係」とはいえません。人間は誰もが、他人の理想像の通りになりたいと願っているわけではないからです。
そこでステップでは、同じ目線に立つ関係を心がけるために定期的にスタッフが選択理論を学ぶ研修会を開催しています。また、スタッフはシェルターにいる時だけでなく、日々の生活でも選択理論的な関わりを持つよう実践しています。