※筆者の独断と偏見による愛車の紹介※
とても240馬力の車には見えないし(^^;;
バブル期にモデルチェンジした7代目ギャランは3ナンバーのワイドボディーを採用し
V6エンジンを積んで高級路線を走っていた。 世間がRVブームで盛り上がるともちろん三菱も乗り出し 目を付けられたギャランはヨーロッパ市場で売られていた5ドアを持ち出す。 当時、いや今でも5ドアハッチバックは人気薄。 売れないだろうとの予測から取られた奇策がこいつである。 とってつけたようなグリルガードと微妙にあげられた車高。 「GTの走りとRVの楽しさ」という二律背反するテーマを両立させたギャランは 「GTRV」という名を与えられ94年8月に誕生した。 上位グレードにはVR−4譲りのツインターボ+4WDをおごり ライバルのレガシィワゴンと真っ向勝負をしかけた。 5ドアは売れないのかクロスオーバーが失敗したのか 約2500台ほどしか売れず、その奇怪な姿からマニアックカーの仲間入り。 だが某雑誌では「5ドア+RV+速い=ギャラスポ」と紹介されるほど 下手なスポーツカーを凌駕するポテンシャルを秘める。 欧州仕様では最高速210Km/hを誇り変な格好だからってなめてはいけない。 後席を倒せばラゲッジルームとつながりユーティリティ性能も高い。 RV、レクリエーショナルビーグルの名も伊達ではない。 しかしこの当時のRVブームはみんなグリルガードを付けさせていた。 SUVはもちろん5ドア仲間のパルサーS−RVやオデッセイ等のミニバン系。 インプレッサもグラベルEXででっかいブツをつけたし(ワゴンだけど) レガシィもしかり。世間は何でもグリルガードがあふれていた。 その点ではこのギャランも方向性としては間違っていないのだが セダンベースに装備したのが失敗だったと言えよう。 5ドアというのも追い討ちをかけている気もする。 でも1BOX系のヤツと比べたらそんなに変じゃないと思うぞ。 ちなみに、ヤフーの車カタログでは以前単独モデルで紹介されていたのに いつのまにかギャランの一シリーズに降格。しかも紹介文は >GTでかつRVというクロスオーバー車を作り上げたのだ。 >ビジネス的にはもちろん失敗したが、マニアックカーとして貴重な存在であることは確か。 すでにレアカー扱い。しかも「もちろん」と決めつけてるし…。 |
項目 | 仕様 |
---|---|
タイプ | スポーツGT |
型式(型式・類別番号) | E-E74A-LNGF |
トランスミッション | 5速マニュアル |
全長(m)/全幅(m)/全高(m) | 4.705/1.730/1.460 |
車両重量(kg) | 1480 |
乗車定員(名) | 5 |
エンジン型式 | 6A12 |
エンジン種類 | DOHC V型6気筒横置(無鉛プレミアムガソリン仕様) |
ターボ | インタークーラー付きツインターボチャージャー (TD025L) |
総排気量(cm3) | 1998 |
燃料供給装置形式 | 電子制御式(ECI-MULTI) |
燃料タンク容量(L) | 64 |
最高出力(PS/rpm) | 240/6,000 |
最大トルク(kgm/rpm) | 31.5/3,500 |
変速機操作方式 | フロアチェンジ式 |
カジ取り形式 | ラック&ピニオン式(パワーステアリング仕様) |
タイヤ(前/後) | 205/60R15 91H (off+46) |
主ブレーキの種類形式 | 前/後:ベンチレーテッドディスク (F15"2ポット/R14") |
懸架方式 | 前/後:マルチリンク式独立懸架 |
主な装備品 | リヤワイパー・オートエアコン・チルト機構付きパワーステアリング(エンジン回転数感応型)・アームレスト内蔵6/4分割可倒式リヤシート |
型式/年式 | 開始車台番号 | 終了車台番号 | |
E-E54A | '94 | 0300001 | 0301656 |
'95 | 1657 | 5134 | |
0400001 | 0401101 | ||
'96 | 1102 | 2166 | |
E-E74A | '94 | 0300001 | 0302116 |
'95 | 2117 | 3128 | |
0400001 | 0400326 | ||
'96 | 327 | 668 |