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「EV-MONPAL」

「家族の思いを全て積み込めるか」という文言もブースにあった。しかし、電動スクーターを積み込める車両はまだ無い。

乗降や車いすの積み降ろしも簡単にできる装備も一緒に展示してほしいものだ。

 

ホンダブースにて

プレスデー初日、ステージ上に電動シニアカーのコンセプトモデル「EV-MONPAL」を発見。これは同じコンセプトで製作された四輪車「EV-N」、二輪車「EV-Cub」の間で相互に通信しながら衝突を回避するなどの機能を持った試作車である。シニアカーや車いすは自動車の死角に入ってしまったり道路を横断するときに時間がかかってしまうことがあるので、移動中の安全を確認できる装置の開発は重要だと思う。肝心なのはそれをいかに普及させていくかである。まさに、展示ブースに掲げているスローガン「コンセプトモデルのまま市場にだせないか」である。

2日目にはステップワゴン・アルマス(二列目左側シート昇降機能)と、フィットの助手席回転シート&新開発テックマチック装着車が展示された。

ちなみに、同社では両下肢のみで運転できる装置「フランツ・システム」があるが、プレスデーには展示されていなかった。(下へ続く)

 

テックマチックとは両上肢のみで運転する人のための装置である。

メカな感じがいい雰囲気だが、他の装置に干渉しないような設計やデザインも手動運転装置に求められる。

 

シフトレバーを操作する際に干渉してしまいそうな位置に思えた。直立するレバーだけでなく、パソコンのマウスのような形状も選択できたらいいのでは?と開発者に伝えた。

 

テックマチックとは両上肢のみで運転する人のための装置である。シフトレバー横に設置したレバーを引くとアクセル、押すとブレーキがかかる仕組みになっている。また、ブレーキをロックするスイッチやターンシグナル用のスイッチ類もレバーに配置されている。 テックマチックはステアリングコラム下部に取り付けるタイプが既存のモデルだが、展示モデルではセンターコンソール前部に取り付けたフレームに設置されている。

そして注目すべき点はアクセル・ブレーキ操作を軽くして、レバーを引いたりブレーキを押す力の弱い人の運転時における身体への負担を軽減する工夫がなされていることである。実はこの仕組みは以前にも「電動アシスト式」が開発されたのだが、諸般の理由により「お蔵入り」となってしまった。そこで開発担当者は「機械式」で軽く操作ができる仕組みを考案して復活を果たした。「夜中、この仕組みを思いつきました」と開発担当者は語った。アイデアを実現化し、ユーザーの利便性をいつも考えてくれている技術者の存在に、モノづくりへの情熱と心意気、そして安堵を感じた。

 

従来のコラム式よりすっきりした印象

ペダルの誤操作をしないように、足の置き場もデザインしてほしい。

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