ハンディキャップ用の駐車場・・・適切な呼び方をするならば、アクセシブルパーキング・・・に関して、いまだに問題はつきません。
ネバダ州の法令では、アクセシブルパーキングに違法駐車した者は、1回目の違反で100ドル、2回目の違反で250ドル、回数を重ねるごとに最高1000ドルまでの罰金が課せられます。
この重い罰金により違法駐車の数はおさえられましたが、それでも他の理由でアクセシブルパーキングが使えない、誰かに使われてしまうといった問題は解決していません。
アクセシブルパーキングについての考え方は、障害を持った個人がすべての住民と同じように仕事につき、施設を利用できる、という事を意味します。
しかし、一部の人々はこれらのスペースは礼儀や好意によって成り立っている場所、あるいは道路における公共の権利と思い込んでいるのです。
これを、「平等なアクセスの事=平等な権利の事」と理解している人はごく少数しかいないのです。
なぜこの問題は未解決のまま続いているのでしょうか?それにはいくつかの要因があります。
アクセシブルパーキングへ駐車するための駐車許可証は、認可する条件となる身体的な制限はネバダ州の法令に定められてはいるものの、医者に頼めば誰でも手に入れる事ができるような状況です。
また、 ネバダ州南部の人口の10パーセント以上の人が障害を持って生活しています。ということは、その人たちと同じ数のスペースでも足りないのです。
