カナダ旅行記

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1日目

千歳空港で鈴木君と合流し、羽田空港に向かう。
羽田からバスで成田空港に向かう。3000円は高い!

成田空港で出発の手続きをし、昼食をとる。
両替所で1000円分だけカナダドルを手に入れる。
空港の雰囲気は自分の知ってる空港のイメージとはちょっと
違っていて、まだ日本にいるというのになんとなくびびった。

ノースウエスト航空でまずはアメリカのシアトルまで出発。
日本人が多いのかと思ったが、あまりいなかった。
客室乗務員の外国人女性がプロレスラーのような体格
だったので、さらにびびった。
飛行機は新しいようで、かなりきれいで座席ひとつひとつに
テレビがついていた。映画を見たりゲームをしたり、今どこを
飛んでいるかがすぐにわかったりしてかなり快適だった。

機内食は2回でた。最初にディナーがでて、到着前に
朝食がでました。あと、間に一度軽食がつきました。

成田を昼に出発してシアトルには日本時間での夜中に着いた。
でも現地時間では明け方で、うっすら明るくなってきた。
飛行機を降りたらアメリカでの入国検査を受ける。
で、再び手荷物検査を受け、カナダ行きの飛行機に乗り換えた。
ここでの乗り換えが苦戦した。
どうやらコンピュータ上でのパスポートのチェックがうまく
いっていなかったらしい。2時間前くらいに飛行機の乗り場にいたのだが
機内に入ったのは5分前くらいだった。

カルガリーに向けて出発する。
窓からカナダの山々が見えた。日本の山とは違い、スケールがでかかった。

これはやはり山のでき方の違いかねえ。
リフトさえ付ければどこでもスキー場になりそうだ。
2時間くらい乗ってカルガリーに到着。
ここでも入国審査を受けた。海外旅行は面倒だと思った。
空港では旅行会社の人が迎えにきていてくれた。
そこでもう一組の旅行客と合流してバンフへ向かう。
その客はスキー客かと思ったら普通の観光のようだった。

バンフへは車で1時間ちょっとかかった。
旅行会社の人はずいぶん車をぶっ飛ばしていた。
でも道路が広いし、高速道路でもないのにMAX90kmっていう
看板があったりするくらいだからぶっ飛ばすのは普通なのかね。
途中でカルガリーオリンピックで使用したジャンプ台を通り過ぎた。

バンフの街は国立公園内にある。
街に着く前に鹿が一頭鉄道沿いにいた。
他にも動物が出てくることがあるらしいので道路には
動物に注意しろという標識がある。
バンフの街の入り口あたりに今回宿泊する宿「ボイジャーイン」がある。
そこで別の旅行会社の人と合流し、お迎えにきてくれた旅行会社の人と
旅行客とは別れた。
スキーツアーで予約したのだが、日本人のスキー客は我々だけのようだ。
そういうものなのか?そういうものなのだな、きっと。
宿で旅行会社の人にいろいろ説明を聞いて、チェックインを済ませる。

次にスキーのリフト券を買うため旅行会社の人の車でバンフの街に向かった。
途中でお店の情報をいろいろ聞くが、寝てないので頭に入ってこない。
まずは旅行会社の人にリフト券を購入してもらった。
これはバンフ近郊の3つのスキー場で、有効期限までに
4日間使用できるというリフト券である。
また、そのリフト券をみせればスキー場までのバスに乗ることができる。
料金は300カナダドルくらい。結構高い。
その後街中の両替所で日本円をカナダドルに両替し、リフト代金を
旅行会社の人に支払った。

旅行会社の人と別れ、バンフの街で昼食をとった。

機内食を食べて以来まともに食事をしていなかったので
かなり腹が減っていた。
とりあえず、手っ取り早そうなマクドナルドに入った。
そこで、野菜をとろうとコールスローを注文したのだが、
これがかなりのドレッシング漬けで、まずい。
コールスロー以外は普通だった。
昼食をとってからスーパーへ行き、翌日の朝食用に
サンドイッチとバナナとミネラルウォーターを購入。
そこから歩いてホテルに戻った。
まだ夕方だったけど、時差の影響で睡眠時間が足りてないので寝た。


2日目

朝までに何度か目が覚めたが、十分な睡眠をとることができた。
前日に購入したサンドイッチを食べ、早速スキーに行く。
まず一番大きなサンシャインビレッジに行こうと思ったのだが、
レイクルイーズ行きのバスが来たので、レイクルイーズに行くことにした。
レイクルイーズスキー場へはバスで45分くらいかかった。

途中の道はあまり雪がない。まるで春のようだった。
こんなんでスキー場は大丈夫なのだろうかと思った。
まあ、客がいるくらいだから大丈夫なのだろうと思うことにした。
バスから見える景色はやはり日本とはちょっと違う。
一番の違いは冬だというのに山が青々としていることだろう。
これは木のほとんどが針葉樹であるせいで、冬になっても
葉が落ちないからである。ちょっと変な感じだ。

レイクルイーズに着くと、スキー場の大きさに驚いた。

視界内にスキー場全てが入りきらない。
さらに自分が見ている部分の裏側にもコースがある。
さすがカナダだと思った。

早速リフトに乗ってのぼり、滑った。途中で人工雪をまいているのが見えた。
雪はやはり少ないせいか、硬かった。
別のリフトでさらに上の方にのぼると、木が少なくなりいたるところが
滑れるようになっている。
カナダのスキー場は基本的にリフトの下であろうが森林の中であろうが、
危険区域内でなければ自由に滑ることができる。
そのためいたるところに人が滑った跡がある。
これが深雪だったら楽しいだろうに。天気が良いのが残念だ。
ホテルで見た天気予報によるとカナダに滞在中は強い高気圧が
ある影響で雪が降らないようだ。これは天気予報が外れることに
期待するしかない。でも実際は見事に当たってしまった。

リフト券についてだが、一番下のリフト以外は特に係員に見せる必要がない。
どうやら回数券や時間券がないようだ。

午後券というのは見かけたのだが・・・。それはどうなっているんだろうね。

昼は何だか良くわからずにまたサンドイッチのようなものを買ってしまった。
それとジュースとオレンジを買った。
日本のロッジのようにラーメンとかは置いてないのだろうか、と思った。

こっちのスキーヤーはあまり小回りをしないようだ。
しかもコブを滑る人も日本と比べたらあまりいない。
レイクルイーズではあまり深いコブはありませんでした。
でもスキーをしている人は日本より多いです。
まだまだスキーが盛んな証拠ですな。
スノーボードもいるけど比率としたらスキーヤーの方がはるかに多い。


一通りのコースを3時過ぎまで滑って一日目が終了。
時差ぼけが一日中続いていたようだ。
宿に帰ってからちょっとくつろいで、夕食を食べに街に出た。

日本人のやっている店でカレーを食べた。
そして帰りにスーパーに寄って朝食用のサラダとパンを買いました。


3日目

カナダの時刻にようやく体がなじんだようだ。
この日はサンシャインビレッジに行くことにした。
一台目のバスは満員で乗ることができなかった。
しかし、常に係りの人がバスよりちょっと前にバス停に
先回りしていて人数を把握しており、多ければ増便する
というシステムのようなので、乗れなかったら次の時刻まで
待たなければならないということはない。

サンシャインビレッジまでは30分くらいかかる。
バスの中からはスキー場らしきものは全然見えない。
着いてもゴンドラ乗り場しか見えず、コースはどこにあるのか
よくわからない。
まあ、ゴンドラ一つしか乗るものが無いのでそれに乗った。
このゴンドラは乗ってからちょっとすると、カーブするように
なっていて、そこで一回スピードが落ちる。

そのカーブを進むと、スキー場が見えてきた。
まず一つ目の山に到着した。ここに中間降り場があり、
ここで降りることができるし、さらに乗ると次の山に行くことができる。
その山の間はコースでつながっていて、滑ってでもゴンドラでも
行き来ができるようになっている。
中間降り場で降りている人はあまりいなかった。見た感じ山が
急であるからだろうか。
とりあえずみんなについて次の降り場まで行くことにした。

そうして最終降り場に着いた。
降りてみてスキー場の大きさに唖然とした。
広い広い。

高速リフトで上り、上から見下ろすとさらにその広さが
良くわかり、また景色も最高だった。
どこを見ても山がきれいだった。

サンシャインビレッジは100%天然雪であり、
雪質はなかなか良かった。少なくともレイクルイーズより良い。
朝はずいぶん冷え込むが、昼になると暖かくなる。
コブもレイクルイーズより深いものがあり、楽しめた。
ここでもコブを滑っている人は少なく、小回りしているひとも
あまりいなかった。そういうものなのだろう。

昼食はスキー場内にあるホテルのレストランでとった。
ここではサラダとホットドッグのようなものを注文した。
サラダはまあまあだったが、ホットドッグにはさんである
肉が微妙な味付けだった。あんまりおいしくない。
やっぱり食べ物は日本食の方が良いと思ってしまう。
ここでも3時くらいまで滑った。


まだまだ先は長いので無理をしないほうが良い。

夕食前に買い物をした。
この日は別のスーパーに行ってみた。
バナナを買おうと思っていたのだが、青いバナナしかなかった。
こんなに青くてどうするんだ、と思ったものの結局買った。
でかいトマトも2つ買った。野菜はなるべく毎日とりたいものだ。

この日の夕食はホテルの隣にあるバンパーズという
ステーキ屋で名物のアルバータ牛を食べた。
店員に日本人がいるわけではないが、日本語メニューがあり
注文しやすかった。
ここの店のスペシャルメニューの肉は有名らしく、
かなりうまかった。大満足。


4日目

天気は相変わらず快晴である。
この日は中日ということで、スキーには行かず観光を
することにした。
その前にまず旅行会社に立ち寄り用事をすませてから、
温泉に行くことにした。
バンフの街には天然の温泉がある。 ただ、消毒してあり水着を着て入る点で日本の温泉とは違います。
温泉は宿泊しているホテルとは街の反対側にあるが、
略式地図ではすぐそこのように描いてあったので
当然歩いていくつもりであった。
しかし、旅行会社の人に尋ねると温泉は山の中にあるらしく、
歩くと1時間くらいかかると言われた。
タクシーを使うことも検討したが、どうせ時間はたっぷりあるので
歩いてみることにした。あまりにも遠かったら帰りは
タクシーを使おう。

で、歩いて温泉に行ったわけだが、温泉は遠かった。
距離にすると街から5kmくらいかね。でも山道だから疲れる。
温泉の近くにはゴンドラ乗り場があり、そのゴンドラで山を
上ることができる。景色がきれいらしい。
しかし、山の上からの景色はスキー場で散々見ているので
ゴンドラには乗らず、温泉だけ入ることにした。

温泉には20人くらい人がいたかね。
真ん中の方はずいぶん深かった。
温度は40度。まあちょうど良いといったところだろうか。
ここの温泉は天然だから湯温が毎日変わるらしい。
40度というのは暖かい方だそうだ。良かった良かった。
冬の露天風呂というのは気持ちがいいもんだ。
1時間くらい入っていた。

風呂を出たのは昼の12時くらいで腹が減ったので
温泉の建物の2階にあるレストランで昼食をとった。
そこのお店は日本人がやっていて、ずいぶんいろいろ教えてくれた。
バンフの街は人口が7000人いて、そのうち住んでいる日本人は700人くらい
いるらしい。人口の1割ってすごい。
たしかに、街に買い物に行ったらほとんど毎回日本人を見かけた。
日本語もちらほら見かけるし。
夏の方が観光客が多いらしい。最近は日本からのスキー客は
減ったようだ。まあそれは日本のスキー人気がすっかり無くなって
しまったからであろうか。日本のスキー場を見ていてもよくわかる。

帰りはその人の紹介で観光地となっているホテルを見に行くことにした。
歩いて15分くらいで行けるということなので歩いて行くことにした。
その帰り道、車に乗った韓国人が話しかけてきた。
そして親切に目的地まで車で送ってくれた。
その韓国人は日本の富士電機という企業に勤めているらしく、
日本語も話すことができた。かなりありがたかった。
そして、ホテル周辺をふらふら歩いてから川に沿ってバンフの街に戻った。

バンフの街ではお土産を買った。

夜は日本の料理がある店に入った。
日本人が経営している店だと思うのだが、店員はアジア系だったものの
日本語は話すことができなそうだった。多分中国人かな。
そこで親子丼を食べた。外国人向けのようで、日本よりも量が多い。
この店に関わらず食べ物は何でも量が多い。
スーパーで売っているものでも量が多い。
体がでかいからであろうか。女の人でも結構な量を食べている。
そんなこんなで中日は終了した。


5日目

3日目に買ったバナナが黄色くなってきた。もう十分たべることができる。
バナナとパンとサラダで朝食をとった。
サラダというのは2日目の夜に買ったもの。量が多いから毎日食べてる。

この日もサンシャインビレッジに行くことにした。
相変わらず天気が良い。毎日が快晴か晴れだ。


この日は土曜日ということもあり、前回来たときよりも人が多かった。
確かに前日はホテルにも客が多かった。やはり週末にスキー場が
混むというのはこちらでも変わらないようだ。
カナダのリフト乗り場では係りの人が人数調整をしてくれるため
混んでいるときはリフトの定員ずつ乗せる。
4人乗りリフトに2人で乗ったりすることは無い。効率が良い。

昼はピザを食べた。混んでいるからか、ピザの切り方が
かなり曲がっていた。

この日は4時くらいまで滑った。へとへとになった。

帰りのバスに乗る前にロッジの店に入った。
そこでカナダで買おうと思ったネックウォーマーがあったので
買っちゃいました。こちらではネックチューブって言うみたいね。
毎朝冷え込むものの昼には暖かくなるから必要は無かったんだけど
やっぱり欲しくなってしまったのだ。
バンフの街のスポーツ用品店でも売っていたのだが、色が赤しか
なかったので今まで買わずにいた。
サンシャインビレッジにあったものは街にあるものと比べて
500円くらい高かったが、サンシャインビレッジのロゴが入っていたし
色も豊富だった。

夕食は3日目とは違う店のステーキを食べた。
おしゃれな感じのお店だった。ステーキもまずまず。
スペアリブの味付けがちょっと甘かったかな。

ビールも飲んだ。カナダに来て初めてアルコールを飲んだ。
カナダで酒を飲んだのは結局これが最初で最後だったなあ。
5日目終了。


6日目

スキー最終日。
あとひとつ、マウントノーケイというスキー場に行っていない。
このスキー場はレイクルイーズやサンシャインビレッジと比べると
小さいらしい。コースの半分くらいは上級者向けということで
行ってみたい気もしたが、結局サンシャインビレッジに行った。
やはり広いし、100%天然雪の方が良いからね。
サンシャインビレッジはこの辺のスキー場で一番雪が多いらしいので
人口雪を使用していないようだ。
とはいっても今年は雪が少ないので石や草が出ているコースはあるものだ。
今回のカナダ旅行で私のスキー板はずいぶん傷がついてしまった。
まあそこは仕方ないことだ。気にしていてたらスキーができない。
最終日だけあって疲れがずいぶん溜まっていたが、そんなことは気にせずに
どんどん滑った。

スキーをずいぶん満喫できた。

4日間というのはちょうど良いかもしれない。
パウダースノーにめぐり合うことができなかったのが残念だったが
あれだけ広いスキー場でスキーができたことにはかなり満足できた。
疲れ果てている足がそう言っているようだった。

最後の夕食は3日目に行ったステーキ屋で同じメニューを食べた。
日曜日であるせいか、空いていた。
その後ホテルで帰る荷造りをして6日目終了。


7日目

この日は朝早い。朝4時15分に旅行会社の人が迎えに来るため
3時頃に起きた。あまり眠れなかった。
チェックアウトを済ませ車でカルガリーの空港まで向かった。
さらばバンフ。またいつか来たいものだ。
送ってくれた旅行会社の人は来るときに出迎えてくれた人と
同じ人だった。
真っ暗な道を1時間ちょっと車をぶっ飛ばして夜明け前に空港に着いた。
5時半頃に空港に到着し、飛行機のチェックインを済ませる。

その後出国手続きと手荷物検査を済ませる。
帰りはカルガリーからミネアポリスで一度乗り換えて成田に帰る。
ミネアポリスは日本逆方向。遠回りすることになる。
しかし、米国での入国手続きがなく、荷物もそのまま成田まで
運んでくれるので手続き的にはすごく楽だ。

8時15分の飛行機でミネアポリスへ出発し、20分遅れで到着した。
来るときは飛行機の窓からカナディアンロッキーが見えたが、
帰りはずっと平地ばかりだった。
ミネアポリスで成田行きに乗り換えをし、いよいよ日本に向けて出発。
前に座っている子供連れの中国人が落ち着きがなくやかましい。
しかも帰りの飛行機は座席にテレビは付いていなかった。
行きの飛行機が良かったんだな。

飛行機の中では就職先の宿題をやっていた。
こんなところで勉強するなんて、おれって偉い。
まあ、一週間現実逃避していたのでこれくらいはしておかないと後が大変だ。
ちょっと仮眠もとったが、30分程度だ。とても眠れる環境ではない。
機内で睡眠をとるなんておれには無理だと思いました。
ずいぶん長い昼でした。
成田についたのは日本時間の16時くらい。まだ夕方だけど
体はかなり疲れている。
90カナダドルを空港で両替した。結構損をした。
やはり空港での両替は良くないようだ。勉強になった。

バスで羽田に向かい、飛行機のチェックインを済ませ夕食をとった。
米と味噌汁が食べれたことでかなり満足した。
20時半頃の飛行機で札幌に向けて出発。この飛行機のなかでは
疲れていたせいか睡眠をとることができた。
カナダでの時間に直すと夜中の12時過ぎだ。朝3時におきているので
当然眠いはずである。寝ていたせいでずいぶん到着が早く感じた。
空港で鈴木君と別れ、バスで家に帰った。
家についたのは23時半頃。28時間かけて帰ってきた。


今回の旅行は初の海外旅行ということもあり、とても学ぶことが多かった。
カナダにはスキーをしにいつか行こうと昔から思っていたので、
誘ってくれた鈴木君には本当に感謝している。
また、今回自分の滑りをデジカメで撮ったものを見て
スキーに関しての課題も見えてきた。
もっとカービングスキーに対応した滑りをしなければならない。
ポールももっと短いものが必要だ。
コブももっと速く滑ることができるはずだ。
ジャンプも練習したいところだ。

とりあえず今後の目標は
日本国内では白馬だな。
あとカナダのウィスラーにも行ってみたいな。
そのあとでヨーロッパか。