[心を整える]
睡眠時無呼吸症候群と診断されて2年以上経つ。一時間に40回以上無呼吸か低呼吸の回数があるという診断だったため、CPAPという加圧マスクを付けて夜寝ることになった。
クリニックでこの効果を一ヶ月に一度調べてもらう。器具に付けたSDカードからデータを読みとる方式なのだが、今のところ1時間に無呼吸低呼吸が4回ぐらいになっている。これは正常者と同じだそうだ。
クリニックの医者は、呼吸器科、循環器科、精神科で、患者は医者をその都度選んで良い。普通は、CPAPコンプライアンスサマリーという紙を渡されて、一日5時間以上CPAPを着けて頂いているので合格です。指標は4.5回で良好です、などと言われるだけである。
いままでは呼吸器科の先生に会うことが多かったが、前回精神科の先生に会って、心の持ちようで夜トイレに起きる回数を減らせないか相談してみた。そこで、「マインドフルネス」という方法をお薦めします、と言われた。
今回は、第二回目。
私「マインドフルネス」を毎晩寝る前に3分間やっています。でもトイレに起きる回数は変化がありません。外を歩くとき、時々頭と身体がクラクラフラフラするときがあるのですが、そんなとき「マインドフルネス」で頭の雑念を払い、今の自分だけに集中すると、クラクラフラフラが解消することが多いです」。
先生「それはマインドフルネスの典型的な活用方法です。足がしっかり地に着いた歩きが出来るようになるのです。「マインドフルネス」は禅やヨガから来た方法なのですが、禅には「歩く瞑想」という方法があります。私は禅宗の僧侶で禅修行の経験があります。最近初めて「心の整え方」という本を出版しました」。
三十歳台の大学の精神科をでた医者が、お寺の住職もしてるとは驚いた。
この年になっても心の整わないことの多い私としては、今後この先生のお世話になることが多いのかも知れないと思った。
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